私も家族として、癌と闘った経験があります。
2006年9月12日午後11時58分
私の母は57歳で亡くなりました。
大腸がんでした。
2004年冬に検診で大腸に悪性腫瘍があることが判明。
2005年の年明け早々に手術。
同年夏に肝転移。
※正直手術をした病院の術後検査怠慢によるものだ!っと怒ってます。
同年11月、初めてセカンドオピニオンを実施。
もう少し前にやっていればいよかった。。。
癌研有明病院へセカンドオピニオンの為に行く。
現在は防衛医科大学病院にうつられた山本順司医師が担当してくれた。
そこで、私たちは医療格差をまざまざと実感したのです。
持参したCT・MRI画像をみて・・・
「医療情報提供書には肝臓の腫瘍は8個前後と書いてありますが
私が見る限り12個前後ありますね。」
。。。。。ガーン。
母が入院している病院は、山梨県でもがん拠点病院に認定されている病院の1つ。
その主治医いわく、8個くらいですと肝臓の開腹手術は難しいとの話をうけたばかり。
山本Drから12個前後と聞いた瞬間、もうだめだ。。。っとおもった。
しかし、医療格差を実感するのはこの直後からだった。
山本Dr
「まあ、12個くらいだけど、あけてみればもう少しあるかもしれませんね。
このCTとMRI画像の取り方は荒すぎますよ。
もっとちゃんとした技師がとらないとこんな画像でよく判断してるね。
幾つか腫瘍があっても切除しちゃえば治りますから。
で、肝臓は再発したすいけど、再発したらまた切除したらいいだけの
話ですから、まああまり深く考えなくてもいいですよ。」
。。。。。
どんだけ自信があるんだ。
この先生は。
きっと幾多の修羅場をくぐってきたのだろう。
母の入院している病院の外科では、
もちろん癌をあつかう割合は多くない。そのほかにも
色々な手術をする。総合病院だから。
しかし、癌研のような癌専門病院だと、
24時間365日、癌患者。手術全てが癌手術。
さあ、癌治療してもらうとしたらどちら?
もちろん専門医です。
山本Drに全てをお願いしようと決意しました。
12月上旬から早速
癌研で術前検査がはじまった。
手術日がきまった。
12月はいっぱいだったから、年明けかなーっといっていた山本先生が、
通常年末27日は予備日として一日空けておくのだが、
山本先生は、その日に母の手術をいれてくれた。
もやもやした気持ちで年はあけたくないでしょうとのお心遣い。
先生も年納めの手術で、前後に手術予定がないので
たっぷりゆっくりじっくりしますね。と茶目っ気たっぷりで話てくれた。
術前検査が進んだ。
すると、目の前が真っ暗になることがおこった。
肺への転移。
山梨の病院で何度か先生からレントゲンをみせてもらって
説明を受ける際に、肺にきになる影があることを
私も伝えたのだが、山梨の先生は問題ないでしょうの一点張り。
きっと、そのときちゃんとしていれば。。。。。
もう怒りを通り過ぎて、涙もでない。
年末年始は、家族で山梨ですごしました。
それからは、通いで抗がん剤治療。
抗がん剤ってとても強い副作用に苦しんで苦しんで
結局体力をおとして、亡くなってしまうという悪循環のような
思いこみがあり、前向きではなかったのだが、
母はがんばった。
2006年7月1日。
ふらつきがあるということで、
山梨で手術をしてもらった病院に行き、検査をすると
脳転移。
もう最悪でした。
放射線治療を数回しましたが、効果なく、
夏には自宅療養になりました。
9月に入る頃には、もう意識はもうろうとして
しゃべることは全くできませんでした。
私が一番よかったと思えるのは、
2006年9月12日、母が息をひきとる瞬間に母の真横にいれたこと。
癌の治療は、必ず専門医にお願いしてください。
政府の発表では、地域格差のないガン治療などといいますが、
格差なんてなくさないでいいと思います。
医療連携をもっともっと強化していただければそれだけでいいのです。
私の考える理想のがん治療は
癌がわかったら地域のがん連携病院で検査を行う。
癌と確定診断をうけたら、がん専門病院で治療を受ける。
手術、放射線治療など専門治療がおわったら、
地域のがん連携病院で経過検査を受ける。
でいいのではないでしょうか。
地域の総合病院は、総合的な治療を専門としている医師があつまる。
これはこれでとても重要な病院。
しかし、そういった総合病院でガン治療をするのではなく
がん専門病院で行うように医師側が推進していかねば、
がんの根治率はいっこうに上がりません。
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